今日は「胃カメラって、何歳から受けたらいいの?」というご質問に、わかりやすくお答えしていきます。

目次
【専門医が解説】
胃カメラって何歳から必要?
40歳からと言われる理由と早めに検査したほうがいい人とは?
胃カメラは何歳から受けるべき?
一般的に、40歳を過ぎたら一度は胃カメラを受けましょう、と言われています。
その理由は、「胃がんのリスクが40代から少しずつ高まる」から。
胃がんの多くはピロリ菌感染と関係があり、長年の炎症が背景にあります。
ピロリ菌は子どものころに感染することが多いので、大人になってから症状がなくても、気づかないうちに胃が荒れていることも。
「元気だから検査しなくて大丈夫!」ではなく、「元気なうちに検査しておく」が大切です😊
でも…もっと早く受けたほうがいい人って?
はい、実は40歳未満でも、胃カメラをおすすめすることがあります。
たとえばこんな方👇
- 20代〜30代で胃の不調が続く方(胃痛・吐き気・げっぷ・胃もたれ)
- 家族に胃がんの人がいる方
- ピロリ菌が陽性だったことがある方
- 健康診断でバリウム検査に引っかかった方
こうした場合は、年齢に関係なく一度、胃カメラでしっかり中を見ておくのが安心です✨
健診のバリウム検査と胃カメラ、どっちが正確?
これは圧倒的に「胃カメラ」です。
バリウム検査は胃の形や動きを見る「影絵」のような検査で、
胃カメラは実際に中を直接見る「実写版」のようなもの。
小さなポリープや初期の炎症は、胃カメラでないと分からないこともあります。
胃カメラってつらいんじゃないの?苦しくない?
「つらかった」「もうやりたくない」って思われがちな胃カメラですが、
当院では鎮静剤を使った楽な胃カメラもご用意しています。
眠っている間に終わるので、
「え?もう終わったの?」とおっしゃる方がほとんどです☺️
胃カメラのメリットとは?
- 胃がんの早期発見ができる
- ピロリ菌による炎症の有無が分かる胃薬だけでは改善しない不調の原因が分かる
- 症状がなくても将来のリスクに備えられる
つまり、自分の胃の状態を「見える化」できる検査なんです💡
胃カメラ、受けたほうがいいか迷ったら…
「年齢的に受けたほうがいいのかな…」
「症状はあるけど、受けるのが怖い…」
そんな方は、まず一度、気軽にご相談くださいね🌸
当院では、女性医師によるやさしい説明と検査で、安心して受けていただけるように心がけています。
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おわりに
「胃カメラって何歳から必要?」
そう思ったときが、受け時かもしれません✨
体の中を知ることで、不安が減って、将来の安心にもつながります。
ぜひ、あなたの健康のために一歩踏み出してみてくださいね😊
この記事の監修者
略歴
- 愛知医科大学医学部医学科入学
- 愛知医科大学医学部医学科卒業
- 愛知医科大学病院卒後臨床センター入職
- 愛知医科大学病院消化管内科入職
- 愛知医科大学大学院入学
- 愛知医科大学大学院卒業
- 旭ろうさい病院消化器内科入職
- 医学博士
- 日本内科学会認定内科医
- 日本消化器病学会消化器病専門医
- 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
- 難病指定医療機関・難病指定医
- 日本内科学会
- 日本消化器病学会
- 日本消化器内視鏡学会
- 日本消化管学会
- 神経消化器病学会
- 日本カプセル内視鏡学会
- 日本抗加齢医学会