こんにちは、あさひの森内科消化器クリニックの院長の福田です。



今回は「腸のガス溜り」についてです。

「腸のガス溜り」でお悩みの方は多いにも関わらず、病院へ行っては「異常はないよ」と言われ、
【辛さを分かってもらえなかった😥😥】
という方が多くいらっしゃる印象があります💦

当院では「腸のガス溜り」にも真剣勝負で取り組みます❣❣

お腹にガスが溜まる原因を大きくざっくり分けると
①空気を飲んでいる
②ガスが発生している
③ガスが出せない
の３パターンが考えられます✨

上記原因３パターンと患者様の重症度（困り度）とご希望で治療法を決定します💨


今回は②ガスが発生している場合についてお話させて頂きます。

②ガスが発生している場合は食べ物が原因となります。

「吸収されにくい糖質（＝難消化性の糖質）」いわゆる高FODMAPの食品の摂取が多い場合、
なかなか吸収されず、腸管に残ってしまった（難消化性の）糖質を腸内細菌が食べてガスを発生するのです。
この場合はこの難消化性の糖質を控えることで劇的に症状が改善する場合があります💨

このようなお話をすると、一部のドクターからは「変なこと言ってる」とか「偏った考えだ」とか「民間療法だ」「宗教染みてる」「エビデンスは？？」なんて思われることが多いのですが、実際にクリニックでも想像以上の良い結果が得られています。また、オーストラリアを中心とした各国から低FODMAP食でのIBSやガス腹の改善が認められたとされる医学論文も多くあります。

「今までいろんなクリニックへ行っても相手にされなかった」
「いろんな薬を飲んでも効果がなかった」
という方が実際にお腹の不調が改善され、当院を卒業されるケースも多くあります。（悲しい嬉しいｗｗ）

全員が改善されるわけではないのですが、改善する方は改善する❣❣❣ので、ご興味のある方は是非一度、食事指導をさせて頂きますのでご来院をお待ちしております💓💓

具体的には、小麦（うどん、ラーメン、パン、そば）、玉ねぎ、納豆、牛乳、ヨーグルト、りんご、かき、ぶどう糖果糖液、オリゴ糖などです。詳細は外来にて🥰

え？？食事だけ？と思われた方もみえると思いますが、薬物治療も併用しますよ💖💖

✅ジメチコン（ガスコン）
胃腸管内の小さなガスを合体させ体外へ排泄させやすくする作用があります。
通常、胃腸管内のガスに起因する腹部症状の改善や、胃内視鏡検査時における胃内有泡性粘液の除去、腹部X線検査時における腸内ガスの駆除に用いられます。

✅大建中湯
腹痛のある方やガスなどでおなかが張りやすい方に適しています。大建中湯の処方名には中（胃腸）を建て直すという意味があり、おなかを温め腸の働きを整えることで、腹痛やおなかの張りをやわらげる漢方薬です。

上記のお薬と食事療法で今まで治らなかったが「ガス溜り」が改善することもありますので是非、ご相談下さい💗