こんにちは、院長の福田です。
今回は肺炎球菌ワクチンについてです😊
皆さん肺炎球菌のワクチン接種はお済ですか?
成人が日常でかかる肺炎の原因菌としては、肺炎球菌が一番多いといわれています。肺炎で亡くなる方の97.9%が65歳以上(2021年)であることから、特に高齢者では肺炎球菌による肺炎などを予防することが重要になります。
「肺炎で今どき、死なないでしょ!!」
と思う方も多く見えると思いますが、肺炎自体は抗生剤の治療などで治る場合もありますがそれ以上の問題もたくさんあるのです!!
肺炎になり入院となるとご高齢の場合は数日~1週間程度「絶食」といってごはんが一旦中断になる場合があります💦
そうなると、ご年齢にもよりますが1週間ごはんを食べていないと「嚥下機能」が急激に悪くなり、せっかく肺炎が治ってもご飯を自分の口で食べれなくなってしまった😥といケースもみられます。。。
ですので肺炎はできる限り防ぎたい❗❗❗❗
中でも、肺炎球菌は「莢膜」という膜を持ち、私たちの免疫機能をかいくぐって増殖します💥ですので肺炎球菌はワクチン接種がとても重要であると考えられます。
(ちなみに肺炎球菌は1種類だけではなく、肺炎球菌にはたくさんの種類が存在するのです!!)
肺炎球菌ワクチンには大きく2種類(本当は3種類)あります。
一つは、ニューモバックス
もう一つは、バクニュバンス(とプレベナー)です。
ニューモバックスは23種類の肺炎球菌に対する抗体を生成します。多くの種類の肺炎球菌の抗体は産生されましが、残念ながら5年ほどでだいぶ効果はなくなてしまいます。
バクニュバンスは15種類の肺炎球菌に対し、メモリーB細胞を作成し、免疫記憶をつくるので長期にしっかりと予防効果があります。
おすすめの接種パターンです。
バクニュバンスで15種類の肺炎球菌を長期的にしっかりと予防し、5年に一度ニューモバックスで23種類の肺炎球菌の抗体をつける。
私の両親もこの打ち方で肺炎球菌の感染を予防しています😊
打ち方の相談なども是非お待ちしております。