あさひの森内科消化器クリニックの院長の福田です。
当院では潰瘍性大腸炎の患者様へ「シンポニー」での治療を行っております。
シンポニー®は潰瘍性大腸炎の治療薬で、大腸の炎症によって腸の粘膜にびらん(ただれ)や潰瘍を引き起こす、
TNFα(ティー・エヌ・エフ・アルファ)の働きを抑える生物学的製剤です。
潰瘍性大腸炎の治療薬は、ここ10年で目覚ましい進化を遂げ、新薬がどんどん増えています。
近年、潰瘍性大腸炎の患者さんは増えており、発症年齢は20歳代の若年者に多く認められます。
潰瘍性大腸炎の昔から使われている5ASA製剤(ペンタサ、リアルダ、メサラジンなど)では大腸の炎症を抑えきれない場合は、更に強力な治療が必要になります。
通常はステロイドという強く炎症を抑えるお薬を使い、炎症が収まったら炎症を再び起こさせないための治療へ移行します。
炎症を再び起こさない治療にも先ほど紹介した5ASA製剤を使用します。
しかし、
*ステロイドでは炎症を抑えられない場合
*炎症を再び起こさない治療で5ASA製剤だけでは抑えきれない場合
更には近年増えている
*5ASA不耐症(5ASAアレルギー)
の場合は、シンポニー®などの生物学的製剤を使用します。
生物学的製剤もたくさんの種類がありますが、なかでもシンポニーは自己注射が可能なので、お仕事中の方や通学されている方にもおすすめです。
先日も、シンポニーを使用している患者様が部活の合宿で遠征の際も飛行機内に持ち込み、遠征先でも自己注射をされていました。
このような時に、自己注射の強みが発揮されるなぁと実感しました。
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尾張旭市で幅広い内科治療を行います。
胃カメラ、大腸カメラ、エコー、CT各種検査も可能です。
自費での美容皮膚科もやっております。
瀬戸市、長久手市、名古屋市からもアクセス良好🚙
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