過敏性腸症候群~この腸活本当に正しい?~|あさひの森内科消化器クリニック|尾張旭市の内科・消化器科

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過敏性腸症候群~この腸活本当に正しい?~

あさひの森 内科消化器クリニック 院長の福田頌子です🌳🍃



「お腹の不調」の患者様、、、本当に多いですね😥
クリニックを開業してから驚いています。
今まで大学病院や市中病院、いわゆる「大きな病院」で働いていいたからでしょうか?

毎日毎日
「下痢」
「便秘」
「下痢便秘を繰り返す」
「ガスが溜まる」
「お腹が張る」
「おならが臭い」
「お腹がぎゅるぎゅる言う」
という患者様後を絶ちません😫

これらの症状は「過敏性腸症候群」の可能性があります。

腸(小腸や大腸)は食べ物を消化・吸収するだけでなく、不要なものを便として体の外に排泄してくれます。
そのためには、食べ物を肛門方向に移動させるための腸の収縮運動と腸の変化を感じとる知覚機能が必要です。
運動や知覚は脳と腸の間の情報交換により制御されています。ストレスによって不安状態になると、腸の収縮運動が激しくなり、また、痛みを感じやすい知覚過敏状態になります。
この状態が強いことがIBSの特徴です。実際に、大腸に風船を入れて膨らませて刺激すると、健康な人は強く刺激しないと腹痛を感じないのに対し、IBSの患者さんでは弱い刺激で腹痛が起こってしまいます。

脳が神経を通してストレス信号を、腸管神経叢(ちょうかんしんけいそう)へ伝達すると、腸管が反応して腹痛・ガス・便通異常・腹部膨張感などの症状が現れます。

過敏性腸症候群には大きく4つに分類されます。
①便秘型
②下痢型
③便秘+下痢の混合型
④分類不能型

最近の診療では①~③だけではなく、④分類不能型に方も非常に多くいる!!ということが分かりました。
「ガスでお腹が張る」いわゆる過敏性腸症候群の「ガス型」とも言われています。
「ガスが溜まってお腹が張る」1日中お腹が不快というのは生活の質も著しく低下しますし、メンタルにも非常に影響を与えてしまいます😥

しかし❗❗❗❗
近年では「分類不能型過敏性腸症候群」と言われていた方の中に「SIBO(シーボ:小腸内細菌増殖症候群)」という病気の方が多くいるのではないか?と言われています。

もしお腹の不調の原因が「過敏性腸症候群」ではなく「SIBO(シーボ)」であれば、治療法は全く異なります。
いわゆる
「腸に良いこと」「腸活」
と言われているものが「腸の不調の原因」になっている場合がります😥😥😥😥😥

ぜひ、お腹の張りが続いている方は一度診察へいらして下さい😊

またこのブログでも「SIBO」についても書いていきたいと思います✨✨

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尾張旭市で幅広い内科治療を行います。
自費での美容皮膚科もやっております。
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