あさひの森内科消化器クリニックの院長の福田です。
今年は例年以上に「感染性腸炎」が猛威を振るっています💥💥💥
2月~3月に入って連日、下痢腹痛の患者様が多く来院されています。
特に先週、今週は多い印象があります。😥😥
原因を探っていくと、「かき」「鳥刺し」「焼肉」などの食事からの感染や家族内感染が多い印象です。
同じものを食べていた人でも、体調が良い人は感染せず、体調が悪い人や疲れている人、免疫力が落ち着いている方は要注意です。
1 感染性胃腸炎とは
感染性胃腸炎とは、細菌やウイルスなどの病原体による感染症です。ウイルス感染による胃腸炎が多く、毎年秋から冬にかけて流行します。
2 原因と感染経路
原因となる病原体には、ノロウイルス(Noro virus)、ロタウイルス(Rota virus)などのウイルスのほか、細菌や寄生虫もあります。
感染経路は、病原体が付着した手で口に触れることによる感染(接触感染)、汚染された食品を食べることによる感染(経口感染)があります。
3 症状
病原体により異なりますが、潜伏期間は1~3日程度です。ノロウイルスによる胃腸炎では、主な症状は吐き気、おう吐、下痢、発熱、腹痛であり、小児ではおう吐、成人では下痢が多いです。有症期間は平均24~48時間です。ロタウイルスによる胃腸炎では、おう吐、下痢、発熱がみられ、乳児ではけいれんを起こすこともあります。有症期間は平均5~6日です。感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。
4 治療
特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。
乳幼児や高齢者では下痢等による脱水症状を生じることがありますので早めに医療機関を受診することが大切です。特に高齢者は、誤嚥(おう吐物が気管に入る)により肺炎を起こすことがあるため、体調の変化に注意しましょう。おう吐の症状がおさまったら少しずつ水分を補給し、安静に努め、回復期には消化しやすい食事をとるよう心がけましょう。
5 予防のポイント
ロタウイルスによる感染症については、予防接種ワクチンがあり、乳幼児を中心に接種を受けることが行われています(2020年10月より定期接種)。ノロウイルスについては、予防接種はありません。
トイレの後や、調理・食事の前には、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。
便やおう吐物を処理*する時は、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用し、処理後は石けんと流水で十分に手を洗いましょう。カキなどの二枚貝を調理するときは、中心部まで十分に加熱しましょう。
全国の感染状況はこちら
https://www3.nhk.or.jp/news/special/infection/dashboard/ichouen.html
当院では下痢の回数が多いかたは低カリウム血症になっている可能性もあるので点滴での補充や吐気止めの点滴を行っております。
基本的にウイルスを倒す抗ウイルス薬はないのですが、整腸剤や「五苓散」「半夏瀉心湯」「六君子湯」などの漢方を飲むことで症状をやわらげ、回復を早める効果があります。
睡眠不足や身体の冷えは免疫力を落します😣
春はもう近くまで来ています🌼🌼🌼🌼🌼
あと少し、体調には気を付けてお過ごしください🥰🥰
疲れている時、寝不足の時、牡蠣(かき)には注意!!!
🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳
尾張旭市で幅広い内科治療を行います。
胃カメラ、大腸カメラ、エコー、CT各種検査も可能です。
管理栄養士による栄養指導も実施しております。
自費での美容皮膚科も併設し、お肌のメンテナンスもできます。
瀬戸市、長久手市、名古屋市からもアクセス良好🚙
🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳🍃