脳幹にある黒質のドパミン神経細胞が減少することによって起こる

50～65歳に発症することが多く、年齢とともに有病率は増加する

病気は進行性であり、最終的には重度の身体障害をきたし、体を動かせなくなります

パーキンソン病の患者数は、日本においては10万人あたり100～180人程度と推定されています。高齢者ほど発症率が高いため、人口の高齢化に伴い患者数は増加しています。

当院は消化器内科ですので「便秘」で受診される患者様も多く、診察中に「パーキンソン病」の疑いがあり、専門病院へ紹介、精密検査の結果診断がつくケースもあります。

一番大事なことは
医者がパーキンソン病を疑って患者様を診察しているかどうかです。

例えば、
・診察室へ入ってくるときの足どり
（ふらつきがないか、帰る際に一歩目が出にくくないかなど）
・診察中に小刻みに手が震えていないか
・顔の表情が乏しくなる「仮面様顔貌（かめんようがんぼう）」がないか

その辺りは診察室ですぐに判断が付きます。

それに加えて
・飲み込みづらさがないか
・抑うつ状態がないか
などはすぐに問診で聴取可能です。


私は短い時間でも、瞬時に異変がないか目を光らせて患者様を診ています！！
ほんと「目を光らせて」って表現がぴったりです🥰🥰（探偵の気分）
そして少しでも気になれば、間違ってても良いから、本人さんやご家族さんに「素直に聞く！！」も大事です。

「あれ、最近手が震えてないですか？？」
「なんか、歩きづらそうだけど痛いところがありますか？？」
など。

当院では定期的に看護師だけでなくすべてのスタッフで勉強会を行っています。患者様の姿や様子で気になること点があればすぐに報告してもらえるので、クリニック全体で診察をしている感覚があります。

心配事は何でもご相談下さい🌼