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ドラマ「海のはじまり」で話題になった子宮頸がんワクチン

あさひの森内科消化器クリニックの院長の福田です。

先日放送のフジテレビ月9ドラマ「海のはじまり」第5話で主人公の元恋人の死因が【子宮頸がん】であることが描かれ、X(旧Twitter)でも一時トレンド入りするなど話題となりました。

なんというタイミングで!!


子宮頸がんは予防可能ながんの一つです。
HPVワクチン接種と定期的な検診を組み合わせることで、効果的に予防できます!!

平成25(2013)年から令和3(2021)年の、HPVワクチンの接種を個別にお勧めする取組が差し控えられていた間(※)に、定期接種の対象であった方々の中には、HPVワクチンの公費での接種機会を逃した方がいらっしゃいます。

 

  1. (※)接種後に生じうる多様な症状等について十分に情報提供できない状況にあったことから、個別に接種をお勧めする取組を一時的に差し控えていました。令和3(2021)年11月の専門家の会議で、安全性について特段の懸念が認められないことがあらためて確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、個別に接種をお勧めする取組を再開することになりました。


こうした方に、公平な接種機会を確保する観点から、定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)を超えて、あらためて公費での接種の機会をご提供しています。

対象は、平成9年度~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性で、過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方です。

期間は、令和4(2022)年4月~令和7(2025)年3月の3年間です。

自費でワクチンを接種しようとすると、1回30,000円程で、3回接種をするとなると100,000円程になります!!

ここで重要なのは令和7(2025)年3月までが公費の接種期限ですので、3月までに3回の接種を打ち終えるには、遅くとも9月末までに1回目の接種をしなければ間に合いません。

子宮頚癌は乳がんや大腸がんと比較すれば決して患う方も多くはありません。
しかしながら、ご高齢になってなる癌と、若くしてなってしまう癌は人生に与えるインパクトには大きな違いがあります。
たとえ命を落とさなかったとしても、就職や妊娠出産など、人生にとっても大きなイベントが多い時期に罹患してしますと、想像を絶する困難を伴います。
(もちろんご高齢になってからの癌は仕方ないわけではもちろんありません)

是非、この機会に「子宮頚癌ワクチン」に関してご家族でお話合いください。

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