過敏性腸症候群とカフェインの関係?|あさひの森内科消化器クリニック|尾張旭市の内科・消化器科

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過敏性腸症候群とカフェインの関係?

あさひの森 内科消化器クリニックの福田頌子です❤❤

当院にご来院される患者様で一番多いのでは?というほどお困りの方が多い

「過敏性腸症候群」(=IBS)

今回は面白い論文を読んだのでご紹介✨
(参照論文はこちら▼▼)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7827153/
 


この研究では過敏性腸症候群の方と健康な方で「カロリー、タンパク質、脂肪、コレステロール、炭水化物、食物繊維、アルコール、カフェイン」について比較しました。
すると、カフェイン摂取量以外では、IBS (過敏性腸症候群)群と HC(健康群) 群の間で有意差はありませんでしたが、カフェイン摂取量のみは、有意差をもって過敏性腸症候群の方が摂取量が多い結果となりました。

今までも、当院ではカフェイン自体は腸管の蠕動運動を促す(下痢になる可能性がある)ので、下痢の方は控えることをおすすめさせて頂いておりましたが、カフェインは蠕動を促すだけでなく、腸内細菌の多様性を下げる可能性もあるようです。

過敏性腸症候群の治療を行う中で、とても大事なのは「食事」と考えています。
今回のカフェインに関しても、高FODMAPに関してもですが、お腹の不調で悩まれている方はまずは自分の「口にしているもの」を振り返ることが本当に大切です。

私自身も、長年患っていた過敏性腸症候群下痢型が現在は食事を見直す事で随分落ち着いています。
というよりは、「コントロールできています」🤗✨

どんな時にお腹の調子が悪くなるのか、
何を食べた後にお腹の調子が悪くなるのか、

それが分かれば、イリボーやポリフル、トリメブチン(セレキノン)と言ったお薬も卒業できるかもしれません!!

まずは下の項目のチェック💨
□小麦(パン、うどん、ラーメン、うどん、パスタ)
□納豆
□たまねぎ
□豆乳
□カフェイン(コーヒー、緑茶、エナジードリンク)
□プロテイン
□オリゴ糖
□乳製品(ヨーグルト、牛乳)


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