
「朝スッキリ起きられない」「昼間の眠気がひどい」そんな違和感、、、
**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**かもしれません‼️
実は、自宅で簡単に調べられる方法があるんです。
この記事では、費用・手順・注意点まで
あさひの森内科消化器クリニック院長の福田頌子がわかりやすく解説します😊
睡眠時無呼吸症候群とは?
どんな病気?基本の仕組みと症状
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が断続的に止まる病気です。主に気道が塞がることによって起こり、脳が酸素不足を感知して目覚めを促すため、熟睡できません。
セルフチェックで見つかる兆候
いびき、日中の眠気、起床時の頭痛、集中力の低下などが続いていませんか?パートナーから「呼吸が止まっていた」と指摘されたことがある人は、要注意です。
放置するとどうなる?生活・健康への影響
放置された無呼吸症候群は、高血圧・心疾患・糖尿病などの合併症リスクを高めるだけでなく、事故の原因にもなります。早めの発見と治療が、生活の質を大きく改善します。
自宅でできる簡易検査とは?
なぜ今「自宅での検査」が注目されているのか
「忙しくて病院に行けない」「検査ってなんだか面倒そう」
――そんな理由で放置してしまっている方が多くいらっしゃいます。
そこで近年、注目されているのが、自宅でできる睡眠時無呼吸症候群の簡易検査。
この検査は、クリニックに何度も通う必要がなく、ご自宅のリラックスした環境で、いつも通りに眠るだけで検査が完了するのが特徴。
仕事や子育てで忙しい方や、初めて検査を受ける方にとって、
精神的・時間的なハードルが低く、手軽に取り組める方法として選ばれています。
また、「病院で一晩過ごすのは抵抗がある」という方にとっても安心できる選択肢です😊
早期発見・早期治療が大切な睡眠時無呼吸症候群。
まずは自宅での簡易検査から、はじめてみませんか?
簡易検査キットの種類と仕組み
現在、自宅で使用できる睡眠時無呼吸症候群の簡易検査キットにはさまざまな種類がありますが、
主に以下のような項目を測定する設計になっています:

- ✔ 血中酸素飽和度(SpO2):呼吸が止まっている間に酸素濃度がどれほど下がるかを把握できます。
- ✔ 脈拍・心拍数:無呼吸が起きるたびに心拍に変化が出るため、交感神経の興奮状態を知る手がかりになります。
- ✔ 呼吸の回数・パターン:一定の時間に呼吸が停止していたか、浅くなっていたかなどを記録します。
これらはセンサーを指先に装着するだけで計測可能で、多くのキットが非侵襲的かつ就寝中の自然な状態でデータを記録できるようになっています。装着から記録、翌朝の回収までの流れが非常にシンプルなため、ご自宅での初めての検査にも適している点が魅力です。
記録されたデータは後日クリニックで解析され、無呼吸・低呼吸の回数(AHI)や酸素低下の程度などをもとに、医師が診断や治療方針を判断します。
精密検査との違いと選び方のポイント
簡易検査は「重症かどうかをスクリーニングする」ことに適しており、一度の検査で導入の判断ができることもあります。
一方、精密検査(PSG:ポリソムノグラフィー)は医療機関に1泊し、脳波や筋電図などを含めた詳細なデータを測定する検査です。治療方針の精査が必要な場合や、検査で不十分なときには精密検査が推奨されます。
迷った場合は、まずは簡易検査でスクリーニングを行い、その後必要に応じてステップアップする方法が一般的です。
自宅検査の流れと使い方ガイド
検査の前に準備しておくもの
簡易検査の前には、検査キットの内容物を確認し、電池や記録用紙などがそろっているかチェックします。使用説明書も事前に目を通しておくと安心です。
キットの使い方と測定の流れ
自宅に届いた検査キット(もしくはクリニックでお渡しされたキット)を
指先や鼻下にセンサーを装着して、そのまま普段通りに就寝します。
たったそれだけ👍✨ 翌朝、データを記録した端末や用紙を返却するだけでOKです😊

快適に検査するためのコツと注意点
検査当日は飲酒やカフェイン摂取を控え、早めにリラックスして就寝しましょう。また、センサーが外れないように固定バンドの装着も大切です。
検査結果の見方と次のステップ
数値の意味と「要受診」のサイン
検査結果には「無呼吸低呼吸指数(AHI)」などの数値が示され、1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数が基準になります。AHIが5以上で要注意、20以上で治療の対象とされます。
簡易検査の限界と受診の目安
簡易検査では、睡眠の質や脳波などの詳細データは取れません。いびき以外にも不調が続く場合は、精密検査を受けることが推奨されます。
結果から見えてくる今後の治療選択肢
検査結果に応じて、CPAP療法・マウスピース・生活習慣の改善などの選択肢があります。治療の必要があるかどうかは、医師と相談して決定します。

費用・保険・クリニックとの比較
簡易検査の費用相場は?
自宅で行う簡易検査は、健康保険適用で3割負担の場合、約3,000円〜4,500円前後で受けられることが多いです。初診料・再診料を含めた費用はクリニックごとに異なります。
保険適用になる条件とは
保険適用でCPAP治療を受けるには、AHIが20以上など一定の基準を満たす必要があります。診断と治療の一連の流れを医師が管理することも条件になります。
クリニックでの検査との費用比較
入院で行う精密検査(PSG)は、保険適用でも2~6万円台の自己負担がかかる場合があります。検査内容の詳細さと負担のバランスを見て選びましょう。
早期発見のメリットと生活への影響
睡眠の質が改善されるとどう変わる?
治療により無呼吸が改善されると、熟睡感が得られ、日中の眠気や集中力低下が解消されるケースが多くあります。仕事や育児、趣味も前向きに取り組めるようになります。
重症化を防ぐために大切なこと
無呼吸の症状を放っておくと、高血圧・心疾患・糖尿病などの合併症リスクが増大します。早期の介入が、将来の健康を守るカギとなります。
簡易検査から始める健康づくり
「なんとなく不調」「もしかして…?」と思ったときこそ、自宅での簡易検査が第一歩になります。当院では検査の説明から結果説明、治療方針までトータルでサポートいたします。
まとめとご案内
「もしかして?」と思ったら今すぐチェックを
睡眠時無呼吸症候群は、知らないうちに体に負担をかけていることがあります。早めの対策が、将来の健康を守る大きなカギになります。
当院での検査・ご相談について
当院では、女性医師による丁寧な対応と、自宅でできる簡易検査の導入を行っています。検査後も、治療・生活指導まで一貫してサポートいたします。
「もしかして…」と思ったら、どうぞお気軽にご相談ください😊
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