
最近、いびきがひどいって言われる😴💤
朝起きても疲れが残ってるし、昼間は眠くて仕方ない…😴
それ、もしかしたら「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません!!
気づきにくいけれど、放っておくと体にさまざまな影響が出るこの病気。
今回は、症状のチェックから治療法までをわかりやすくご紹介します😊
睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群の定義と症状
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは、眠っている間に何度も呼吸が止まってしまう状態を指します。
10秒以上の無呼吸が1時間に5回以上あると、医学的には「無呼吸症」と診断されます😒
主な症状には、いびき・日中の強い眠気・熟睡感のなさ・集中力低下などがあります。
特に「朝起きても疲れが取れない」「昼間にウトウトしてしまう」という方は、注意が必要です。
無呼吸症候群の原因とリスク
多くの場合、気道が寝ている間に狭くなる「閉塞性睡眠時無呼吸」が原因です。
肥満、首まわりの脂肪、あごの小ささ、鼻づまりなどが関係しています。
また、放置すると高血圧・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病などの重大な合併症を引き起こすリスクもあるため、早期の対策が大切です。
睡眠と生活習慣の関係
睡眠の質は、日中の活動や体調だけでなく、心と体の健康全体に関わっています。
無呼吸状態が続くと、交感神経が優位になり、血圧の上昇や内臓へのストレスが続くことに。
「たかがいびき」と思わず、気になる症状がある方は、ぜひセルフチェックや医療機関での相談を検討してみてください😊
セルフチェックでわかる自分の状態
セルフチェック方法の紹介
睡眠時無呼吸症候群は、自分では気づきにくい病気です。
まずは以下のようなセルフチェックをしてみましょう。
- ✔ 家族に「いびきがうるさい」と言われたことがある
- ✔ 寝ているときに「息が止まっていた」と指摘された
- ✔ 日中、強い眠気で困ることがある
- ✔ 朝起きたときに頭痛や喉の渇きを感じる
- ✔ 集中力や記憶力の低下を感じる
2つ以上当てはまる方は、要注意です。専門医への相談をおすすめします。
身近な症状からの判断基準
SASの症状は、「ただの疲れ」「年のせい」と見過ごされがちです。
でも、「眠っているはずなのに疲れが取れない」「何度も目が覚める」といったことが続いているなら、身体はSOSを出しているかもしれません。
また、無呼吸による睡眠の分断が、自律神経の乱れやホルモンバランスの崩れにもつながります。
専門医に相談すべきサイン
以下のような症状が続いている場合は、一度医療機関で検査を受けることをおすすめします。
- ✔ 日常生活に支障をきたすレベルの眠気
- ✔ 夜中に何度も目が覚める、トイレが近い
- ✔ 高血圧や糖尿病などの持病がある
- ✔ 肥満傾向があり、いびきがひどい
あさひの森内科消化器クリニックでも、簡易検査やご相談が可能です。
気になる方はお気軽にご相談くださいね😊
睡眠時無呼吸症候群の診断方法
検査の流れと必要な条件
睡眠時無呼吸症候群の診断は、まず問診と簡易検査から始まります。
睡眠中の呼吸状態を記録することで、無呼吸の回数や低酸素状態を確認します。
簡易検査とは?
簡易検査では、自宅でできる小型の機器を装着し、睡眠中の呼吸・酸素濃度・脈拍などを測定します。
自宅で行えるため、身体への負担が少なく、初期診断に有効です。
検査結果によって、さらに詳しい評価が必要な場合は、病院での精密検査(PSG)をご案内します。
▶簡易検査について詳しくはこちら
PSG(ポリソムノグラフィ)とは?
PSG(ポリソムノグラフィ)とは、専門施設で一晩かけて行う精密な睡眠検査です。
脳波、眼球運動、筋肉の動き、心電図、呼吸の流れ、酸素飽和度などを同時に記録します。
正確な診断が可能であり、治療方針の決定にも非常に重要な検査です。
必要に応じて保険適用となるケースもありますので、医師にご相談ください。
オンライン診療による診断の利点
最近では、オンライン診療を通じて、問診や簡易検査の手配、結果の説明まで受けられるケースも増えています。
忙しくて通院が難しい方、遠方の方にとっても受けやすい選択肢です。
あさひの森内科消化器クリニックでも、近日中にオンライン診療の開始予定です。(2025年6月)お気軽にご相談くださいね。
治療法の概要と選択肢
CPAP治療の効果と注意点
CPAP(シーパップ)治療は、睡眠時無呼吸症候群の最も一般的で効果的な治療法です。
睡眠中に鼻に装着するマスクから空気を送り、気道を開いた状態に保つことで無呼吸を防ぎます。
多くの方が治療を始めてすぐに、いびきの改善や日中の眠気の減少を実感されます。
使用には慣れが必要ですが、継続することで生活の質が大きく向上します。

マウスピース治療のメリット
軽症〜中等症の方には、就寝時に装着するマウスピース(口腔内装置)も有効です。
あごを少し前に出すことで、気道が狭くなるのを防ぎます。
持ち運びしやすく、CPAPが苦手な方にもおすすめの方法です。
歯科や医療機関と連携し、個別に合った装置を作成します。
手術療法とその適用条件
鼻や喉の構造に問題がある場合には、外科的手術が選択されることもあります。
例えば、扁桃肥大・鼻中隔の湾曲・上気道の狭窄などが原因の場合です。
手術はあくまで最終手段となることが多く、まずはCPAPやマウスピースから始めるのが一般的です。
それぞれの方法にメリット・デメリットがありますので、医師と相談しながら最適な治療を選びましょう😊
治療費用と保険適用のポイント
治療にかかる費用の目安
睡眠時無呼吸症候群の治療には、検査費用や機器使用料などがかかります。
内容ごとのおおよその費用は以下のとおりです(3割負担の場合の目安)。
3割負担の目安
初診時や再検査では変動あり
1泊入院の検査
保険適用(条件あり)
月額費用の目安
継続通院が必要です
医療機関によって費用は多少異なりますが、多くは保険適用対象です。
また、年間医療費が一定額を超えると医療費控除の対象にもなるため、領収書の保管もお忘れなく😊
健康保険が適用されるケース
CPAPやマウスピース治療は、医師の診断と検査結果に基づいて保険適用となるケースが多いです。
ただし、診断書や定期的な受診が条件となる場合があります。
また、オンライン診療での一部の治療も保険が使えるケースがありますので、詳細は医療機関にご確認ください。
クリニックや病院の選び方
睡眠時無呼吸症候群は継続的な治療とフォローが大切です。
通いやすさや、睡眠医療に詳しい医師がいるかどうかも選ぶポイントになります。
あさひの森内科消化器クリニックでは、睡眠の悩みを気軽に相談できる環境を整えています😊
いびきや眠気が気になる方は、まずは気軽にご相談くださいね。
実際の治療例から学ぶ
CPAPを使用した方のの体験談

仕事中のだるさも減って、CPAP始めて本当に良かったです🎶

実はラグビー仲間でCPAPしてる人多いんですよね✌️ 首が太いからかな??

家族もよく眠れるようになって、本当に良かったです。
治療の効果と今後の生活
睡眠の質が改善されると、日中のパフォーマンスも上がります。
無呼吸がなくなることで、血圧や血糖コントロールが安定することもあります。
また、夜しっかり眠れるようになると、ストレスも軽減し、気分の安定にもつながります。
改善のための生活習慣の見直し
治療と並行して大切なのが、生活習慣の見直しです。
特に以下の点が重要です。
- ✔ 適正体重の維持(肥満は最大のリスク因子)
- ✔ 飲酒を控える(特に就寝前)
- ✔ 仰向け寝を避ける(横向きが推奨)
- ✔ 睡眠時間・リズムの安定
「治療だけでなく、生活を整えること」も、睡眠の質を上げる大切な一歩です🌙
無呼吸症候群と合併症の関係
肥満や心筋梗塞との関連性
睡眠時無呼吸症候群は、肥満との関係が非常に強いことがわかっています。
首まわりの脂肪が気道を圧迫し、無呼吸を引き起こす原因になります。
また、無呼吸により繰り返し低酸素状態になることで、心筋梗塞・不整脈・脳卒中などの循環器疾患のリスクも上昇します。
治療しないリスクとその影響
「ただのいびき」と放置していると、命に関わる合併症へとつながる可能性があります。
慢性的な低酸素状態や交感神経の過剰な緊張は、体にとって大きな負担です。
また、認知症のリスク増加や、うつ症状の悪化、交通事故など社会生活への影響も報告されています。
パートナーや家族の健康にも影響
実は、本人だけでなく家族の睡眠にも悪影響を及ぼすのが無呼吸症候群の特徴です。
大きないびきや呼吸の停止により、同室で寝ているご家族も睡眠の質が下がってしまいます。
「一緒に眠れない」「夜中に心配で起きてしまう」といったお声も多く、家族全体の健康のためにも治療は大切です。
予防と生活習慣の見直し
肥満対策と体重管理の重要性
睡眠時無呼吸症候群の最大のリスク因子は肥満です。
特に首まわりやお腹まわりに脂肪がつくと、気道が圧迫されやすくなります。
適正体重を維持することで、無呼吸の改善が見られる方も多く、予防・再発防止の第一歩になります😊
日常生活でできる予防策
日々のちょっとした習慣の見直しが、睡眠の質をぐっと高めてくれます。
以下のような工夫を、ぜひ今日から意識してみてください🌙
- ✔ 寝る前のスマホやテレビを控える(脳が覚醒しにくくなります)
- ✔ 毎日同じ時間に寝起きすることで体内リズムが整います
- ✔ 横向きで寝る習慣をつける(仰向けは無呼吸が出やすい傾向があります)
- ✔ 枕や寝具を見直して首元の角度と姿勢を最適に保つ
ちょっとした工夫でも、質の良い睡眠につながります🌙
飲酒習慣の見直しと健康への影響
アルコールは筋肉をゆるめる作用があるため、気道がふさがりやすくなるという特徴があります。
「寝つきが良くなる」と感じても、深い睡眠は妨げられていることも。
特に就寝前の飲酒は、無呼吸を悪化させる要因になります。
毎日の晩酌を控えるだけでも、睡眠の質が大きく改善されることがあります。
重要な受診タイミング
いつ受診すべきか?
「いびきはあるけど、まだ大丈夫かな」と迷っている方も多いかもしれません。
でも、次のような症状がある場合は一度検査を受けることをおすすめします。
- ✔ 朝起きたときに頭痛やだるさがある
- ✔ 日中の眠気が強く、仕事や運転に支障がある
- ✔ 寝ているときに呼吸が止まっていると指摘された
放っておくと、合併症や生活の質の低下につながることもあるため、早めの受診が安心です😊
療法が必要な状態の見極め
軽症の場合は生活習慣の改善でよくなることもありますが、中等症以上では治療機器(CPAPなど)が必要となることもあります。
検査結果をもとに、あなたに合った方法を選ぶことが大切です。
自己判断ではなく、医師と一緒に今後の治療方針を決めていきましょう。
家族に相談する重要性
睡眠時無呼吸症候群は、自分では気づきにくい病気です。
いびきや呼吸停止に最初に気づくのは、ご家族であることが多いです。
「最近いびきが大きいって言われた」「寝てるとき息止まってたよ」と言われたら、家族の声が大切なサインです。
相談することで、安心して検査や治療を進められるきっかけにもなります🍀
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